何を基準に医学部を選べばいいのか?

最終更新日 2024年11月21日

◇医学部選びの基準について

医学部への進学を考えているものの、どのような基準で志望校を決めればいいのか迷っている方も多くいます。

例えば志望校選びの基準の1つとして、偏差値があげられます。

自分の偏差値に合った志望校を選べば、合格できる可能性を高めることも可能です。

ですが自分の偏差値より低い医学部なら、合格しやすいとは限りません。

偏差値だけで合格しやすいか決めにくい理由の1つが、大学ごとに入学試験の傾向には違いがあるからです。

実際に大学ごとの入学試験を比較してみると、マークシート式が中心のところもあれば記述式の問題に力を入れているところも見られます。

例えば自分の苦手分野の配点が低めのところを志望校にすることで、合格できる可能性を高められます。

このように志望校は偏差値だけで決めるのではなく、受験のことを考えて選択することも忘れないようにしましょう。

また入学試験に注目する場合は、最新の情報を確認することが大切です。

入学試験の内容は、毎年同じとは限らず変更される可能性もあります。

そこで変更に関する情報がないか定期的に確認し、受験対策を行っていくことも欠かせません。

富士学院などの医学部受験に特化した予備校もあります。(参照記事・・・2018年度、富士学院の合格実績

ベストな状態で受験に挑めるようにするためにも、さまざまな視点から情報を集めて問題なく対応できるようにしましょう。

◇医学部入学は一つの通過点

医学部に入学するためには、試験を突破することが必要不可欠です。

ですが合格して入学することがゴールではありません。

入学するというのは、1つの通過点だということを意識した志望校選びも必要です。

医者になりたいという夢を持って進学するからこそ、自分にとってより良い環境で学習できるか確認することも欠かせません。

そこで後悔の少ない選択をするために、どのような学部なのかさまざまな視点から情報を集めることも大切です。

同じように見える医学部でも、大学ごとに力を入れている研究分野などに違いが見られます。

そのような違いに注目することで、自分がやってみたい研究に進める可能性を高めることも可能です。

注意が必要になるのが、具体的な研究分野は直接見てみないとわからないところが多いという点です。

そこで志望校はパソコンなどで調べた情報だけで決めずに、オープンキャンパスなどの機会を利用して考えていくのも1つの手です。

オープンキャンパスは、普段見ることができない大学の中身を知ることができる貴重な機会です。

そのため積極的に活用して、自分に合った志望校か判断する機会を作っていくことも大切です。

◇その大学が何に力を入れているかを注目してみる

ここで問題になるのが、実際にオープンキャンパスへ行く際に、どのような点に注目したらいいのかという点です。

例えばポイントの1つとして、現地でしか感じられないものに注目するという点があげられます。

大学に関する基礎情報は、ある程度ホームページなどで調べられます。

そのため見学に行く前には、ホームページで事前の情報収集を行っておきましょう。

事前にホームページで情報収集を行うと、特定の研究分野について知りたいなど気になる点が出てくることもあります。

気になる点が出てきた場合には、大学でその分野に関して詳しく情報収集を行うことも可能です。

具体的な情報収集の方法として、先輩や教授に直接話を聞くという方法もあげられます。

先輩や教授の話を聞けるのは、オープンキャンパスに参加することならではのメリットです。

先輩や教授に詳しい話を聞くことで、どのような環境で学習ができるのかなどの点に関する情報が集められます。

◇総合的に自分がどの志望校に適しているかを考える

入学することがゴールではなく、医学部に入って医者を目指したいのであれば良い環境で学習することが欠かせません。

だからこそ良い環境なのか知るために、設備を見学し実際に学んでいる先輩の意見を参考にしましょう。

そして教える側の教授と直接話してみることで、目標達成のためのモチベーションを作ることにもつながります。

実際に医学部への入学を考えるのであれば、お金や場所の問題など考慮すべき点はいくつも存在しています。

金銭的な余裕がない家庭の場合、私立は選べないなど個人の状況によっても志望校の選択肢には違いがあります。

自分の状況を総合的に考えたうえで、どのような志望校が適しているのか考えていくようにしましょう。

トータルで考えることで、後悔の少ない選択肢をとることにもつながっていきます。

通う大学の場所を考えるときのポイントとして、実習の多さがあげられます。

大学にもよりますが、実習が多いところだと、毎日の帰りが遅くなってしまうケースも多く見られます。

自宅から通える範囲を選んだつもりでも、片道2時間以上かかるようなところだと、実習が終わってから帰るだけで疲れてしまうということもあるでしょう。

一方で一人暮らしをしようと思っている場合でも、実習が多いと毎日の家事の時間の確保が難しいかもしれません。

このような点まで総合的に考えたうえで、通う大学の場所や一人暮らしをするのかなどの点を決めることが大切です。

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